昨今の電気料金の高騰により、電気料金の削減に取り組む企業や施設が増えています。このような状況で注目を集めているのが、新しい電力使用量削減ソリューションである「パワーガード」です。
しかし、一般的に節電商品といえば、効果が不明瞭なもの、リスクやコストが高いものなど、導入を躊躇されるものが多かったかと思います。そういった背景もあり、パワーガードの信頼性に疑問を持ち、導入に踏み切れない企業のご担当者様もいるかと思います。
結論からいえば、パワーガードは大手アミューズメント施設に導入され、約8%の電力使用量を削減した実績がある商品です。また、導入のコストとリスクが低いことも特徴です。
本記事では、パワーガードの導入や問合せを迷っているご担当者様に向けて、「導入実績」「パワーガード導入によって節電できる仕組み」「他の節電商品との違い」の3つの観点から解説しています。
パワーガードの電力使用量削減効果や、パワーガードの実績や他の電気料金削減ツールとの違いについて解説していきます。パワーガードの効果に疑問が残っている方は、ぜひご覧ください。
パワーガードは怪しい?!
パワーガードは科学的に電力使用量削減のメカニズムが説明でき、大手企業の導入実績もあるため、信頼できるソリューションと自信をもっておすすめしております。
端的に説明しますと、パワーガードは「高調波電流」と呼ばれる不適切な電流を減少させることで電力を最適化します。パワーガードの節電効果や信頼性は、大手企業や工場を含む200以上もの企業や施設への導入実績が物語っているかと思います。
以下は、導入された業種や施設の一例です。
パワーガードの導入実績(業種・施設)
- 大手スポーツジム
- 特養施設
- ホテル
- 医療施設
- 大手アパレル店舗
- 飲食店
- アミューズメント施設
- オフィスビル
- 工作機械工場
- 精密機械工場
- リネン工場
- 物流倉庫
- 保冷倉庫
パワーガードは他にも多数の業種・施設に導入が進んでおり、目安として月間の電気料金が50万円を越える規模の施設数を持つ企業では投資対効果が現れやすい傾向です。
パワーガード導入の事例について
パワーガードは、大手アミューズメント施設で導入され、年間8%もの電力使用量を削減した実績があります。
当該企業は、懸案事項だった「電力使用量削減」の施策としてパワーガードの空調設備への導入を決定しました。ご担当者様はパワーガードの導入の決め手について、以下の2点を挙げています。
- 試験導入の時点で年間約8%もの電力使用量削減になることがわかったこと
- 装着するだけなので導入にリスクが無く、時間もかからなかったこと
結果、当該企業は8%もの空調設備の電力使用量を削減することに成功しました。全国400店舗で、1店舗あたり1か月の電気料金が50万円と仮定すれば、1,600万円/月もの削減に繋がります。
パワーガードの節電効果については、以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
▶パワーガードの節電効果とは?節電の仕組みや節電が期待できるケースを紹介
パワーガードで節電できる理由
パワーガードは、不必要な、高調波電流と呼ばれる電流を選択的に減少させて電力を最適化するソリューションです。
高調波とは、50〜60Hzの基本周波数に対して、3〜40倍の周波数の波形のことです。高調波電流が基本周波数の電流に紛れ込むことにより、電力の質が低下してしまいます。
この高調波電流を吸収するのが、パワーガードです。パワーガードが高調波電流のみを熱エネルギーに変換し、不必要な電流を減らします。パワーガードが高調波電流を吸収し、熱エネルギーとして放出できる仕組みとして以下の2点が説明できます。
- パワーガードが高調波に対しては大きな抵抗として作用する
- パワーガードは高調波電流のエネルギーを減少させる
それぞれ、詳しく解説します。
①高調波に対しては大きな抵抗として作用する
高調波電流に対しては、パワーガードは大きな抵抗を示します。抵抗には、電流の電気エネルギーを熱エネルギーなどに変換して電流を小さくする働きがあります。
ここで、大きな抵抗を流れる電流は小さくなるので、高調波電流が一般的な電流よりも減少分が大きくなります。
パワーガードは上記写真のように、電流の流れる導線を取り巻くように設置されます。この際、パワーガードには磁界が発生し、磁石のような性質を持つようになります。
※「磁化」といいます
そして、磁化したパワーガードは、抵抗のような働きをします。大切なのは、抵抗の大きさが、周波数の大きさに依存することです。つまり、大きな周波数に対しては大きな抵抗がかかります。逆に、小さな周波数に対しては小さな抵抗しかかかりません。
そして一般に、抵抗が大きいほど、電流値は小さくなります。このようにパワーガードは高調波の電流のみを選択的に減少させることで、使用電力の効率を最適化することができるのです。
②高調波電流のエネルギーを減少させられる
パワーガードは、高調波電流のエネルギーを選択的に減少させます。これには「磁気損失」という現象が大きく関わっています。磁気損失は高調波の電流を意図的に弱められるため、質の良い電流を多く残せるという構図です。
電流のエネルギーは、パワーガード設置箇所に差し掛かると、磁気のエネルギーに変換されます。そしてさらに、再び磁気のエネルギーが電流のエネルギーに変換されます。
「電気エネルギー → 磁気エネルギー → 電気エネルギー」となるわけです。
この際に、最初の電気エネルギーに比べて、最終的な電気エネルギーは少なくなります。このプロセスの変換効率は1ではなく、熱エネルギーとしていくらか失われるためです。
この現象が磁気損失であり、周波数が大きいほど、磁気損失の影響は大きくなります。必要な周波数の電流は多く残り、不必要な高調波電流は多く取り除かれる仕組みです。
このように、高調波のエネルギーを選択的に減らせることも、パワーガードが電流を最適化できる理由です。
他の節電商品との違い
節電効果を謳う商品はいくつかありますが、パワーガードとの違いはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、パワーガードの特徴について他の製品と比較して解説していきます。パワーガードが他の製品と比べて特に優れているのは、以下の2点です。
- 設置費用が低額である
- 設置リスクがきわめて低い
それぞれ解説していきます。
1.設置コストが低い
パワーガードの設置コストは分電盤一つあたり約50万円(設置工事費含む)であり、これは節電ソリューションとしては非常に低コストな傾向です。設置コストが低い理由はシンプルです。パワーガードの設置時には、複雑な工事や設備を必要としません。ランニングコストもほとんど掛からず、耐用年数ごと(10年ほど)のメンテナンス・交換の費用が発生する程度です。
他の製品、たとえば放電ロスを減らすことで電気料金を減らす製品の設置コストは160万円〜です。この製品は、5〜15%の節電効果を持つと言われていますが、パワーガードはこの他商品と同程度の節電効果を持ちながら、約50万円(注:1分電盤あたり)という低コストで設置ができます。
また、太陽光発電の導入も節電対策として注目を集めていますが、設置には数千万円ものコストが必要な場合もあります。このように、パワーガードの設置にかかる50万円〜というコストは、他の節電商品に比べて低いといえます。
パワーガードは大きな効果を発揮しながら、他商品に比べ低コストで導入することができるのです。
2.設置リスクが低い
パワーガードは、設置プロセスで一度もブレーカーを落とす必要がありません。施設を停電させることなく導入が可能です。
ブレーカーを落とすことは、その間に業務が行えない機会損失になるばかりか、場合によっては機械の故障や誤作動につながります。これは企業や施設にとって致命傷となりうるリスクです。
たとえば、放電ロスを減らす他製品には、設置の際に一時的に対象施設を停電させる必要があるものもあります。
一方、パワーガードは停電の必要がなく、普段通りの業務を行っている傍ら、設置が可能です。パワーガードの導入による機会損失や、施設・企業の機器の故障や誤作動の心配はございません。
低コスト・低リスクな電力使用量削減ソリューションをお探しの担当者様に、自信を持ってご提案できるのがパワーガードです。
【まとめ】低リスク・低コストで節電できるパワーガードの導入ならリアフレールまで
パワーガードは多くの施設で導入が進んでいる電力使用量削減ソリューションです。今後も大手企業を中心に導入が進み、国内における電力使用量削減製品として認知度を高めていくかと思います。
他の節電商品と比べ、パワーガードは低リスク・低コストで導入できますので、導入するまでの稟議も非常にクリアしやすくなっています。電気料金が負担となっている企業・施設のご担当者様は、ぜひ一度、パワーガード正規代理店のリアフレールまでお問い合わせください。